フィルムコミッションはご当地アニメ創出を目指すべき

 2008-01-15
「らき☆すた」で17万人増=鷲宮神社初詣で、あふれた参拝客-埼玉(時事通信)

放映終了後の商品展開に「遅きに失した」とも言われた鷺宮町商工会だったが初詣という好機に恵まれた。今期のアニメ作品では『truetears』や『PERSONA ~trinity soul~』といった富山を舞台にした作品があるけど、さて富山の商工会議所はチャンスをものにできるのだろうか(笑)。

しかし、こうやって作品人気にあやかった商品販売というのはそんなに珍しいわけでもなく。例えば『おねがい☆ティーチャー』シリーズの舞台となった木崎湖のキャンプ場では聖地巡礼ファン向けのグッズ(最近では清酒)や宿泊パックもあったし、『炎のミラージュ』ファンが数多く訪れた米沢市ではワイン販売からはじまってあわや記念館設立という話にまで発展したし。

でも映画・ドラマの方に目を向けてみれば、すでに人気がでるのを座して待つ段階ではなく逆に商工会議所側から積極的にロケ地として利用してくれるように売り込んでいる。このロケ地誘致合戦は映画『寅さん』シリーズや大河ドラマの頃からあったけど昨今では地域活性化等を図るフィルムコミッションとしてすっかり定着。でもアニメにおいてはあまり例がないようでフィルムコミッションを利用した作品として知られているのは『かみちゅ!』(尾道市)と『奥様は魔法少女』(萩市)くらい。

アニメ作品の舞台となった場所は数あれどそれは原作者もしくはアニメ監督の出身地や居住地だったから。しかし今回の鷺宮神社の例を考えればロケ地ならぬ舞台地としての潜在需要がアニメにもあることは明らかで、『おもひでぽろぽろ』の舞台となった山形の高瀬地区のように監督の構想として合致すれば原作にない場所が利用されることもあるのだから、各地のフィルムコミッションはもっと積極的に出版社やアニメ制作委員会に働きかけてご当地アニメ創出を目指すべきではないだろうか。


ところで、昔は実在の場所が舞台と分かるようなアニメ作品は少なく、あってもそれは大抵は外国が舞台の作品。それゆえ日本が舞台の作品でも無国籍として海外で受け入れやすかったことがアニメ作品の海外輸出の増加につながったと聞き及ぶが、日本の実在の街並みを舞台とした作品として思いつくのは記憶をたどると『ルパン三世(さらば愛しきルパンよ)』『メガゾーン23』あたりで、当時はアニメという架空の世界に少しでも現実味(リアル)を取り込みたいという制作意図があったように思えるけど、現在はどういう理由からなんだろうか。

昔は絵に起こす手間ひまを考えればそこに必然性がなければならなかったけど、デジタル化のすすんだ今だと写真を取り込んで加工するなんてのは簡単にできるからなあ~。同じくデジタル化がすすんでいる漫画業界においては労力の簡素化と描画技術の稚拙さから写真加工の背景で描かれた作品は数多く見受けられるから、中にはもしかして……なんてのは邪推か。


【関連リンク】
鷲宮神社「らき☆すた公式参拝」に見る「聖地」フィルムコミッションの出遅れ(湘南自転車。)
アニメ作品とフィルムコミッションの相性について(神奈井総社@rNote)

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「おもひでぽろぽろ」の舞台、山形から(読売新聞)
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